カメハメ殺法100手(-さっぽうひゃくて)は、『キン肉マン』に登場する技の総称。
概要[]
「カメハメ100殺手(-ひゃくさつしゅ)」とも表記される。カメハメが使う48の殺人技と52の関節技をあわせた100の技の総称。
一覧[]
48の殺人技[]
「48の殺人技」も参照
- キン肉バスター(五所蹂躙絡み)
- 相手の両脚を手で掴み頭上に逆さに持ち上げたまま飛び上がり、相手の首を自分の肩に乗せた状態で尻餅をつくように着地する。首折り・背骨折り・股裂きがミックスされた技である。詳しくはキン肉バスターを参照。
- 宇宙旅行
- 名前はアニメより。48の殺人技のNo.1。相手を冥王星へ投げ飛ばすほどの片手投げ。キン肉マン曰く「一番簡単な技」。
- 名称不明
- 相手を持ち上げ上空から地面に激しく叩きつける。
- 作中では「48の殺人技」と呼称したのみであり、ゲーム中『キン肉マン ジェネレーションズ』でもそのまま採用されている。
- 風林火山
- 48の殺人技のNo.3。相手の身体をつかみ回転しながら投げた後、ローリング・クレイドルに捕らえて上昇、さらにパイル・ドライバーで落下し、最後にロメロ・スペシャルを極める四段攻撃。詳しくは風林火山を参照。
- 一本背負い
- カメハメが使用。名前はゲーム『キン肉マン ジェネレーションズ』より。実際の柔道にある技と同様であり、相手の腕を肩越しに背負い地面に投げる。キン肉マンが使用したものを返す形で使用した。
- 人間風車
- アニメオリジナル技。ダブルアームスープレックスの体勢から竹トンボのように上空へ昇り、パワーボムで落下する。
- 人間ヘリコプター
- アニメオリジナル技。相手を宇宙まで放り投げるほどのエアブレンスピン。
- 鶏肉屋の舞台裏
- 原作では「秘儀~」。マウントポジションから、スカル・ボーズのトゲをむしりとった技。
- 超人サッカーボール
- アニメオリジナル技。相手を宇宙まで蹴り飛ばすほどのサッカーボールキック。
- スクランブル・ソフト返し
- 名称はアニメオリジナルで、原作におけるベアークロー返し。ウォーズマンのベアークローに対抗する為に使用した手首へのサマーソルトキック。
- フライングパンチ
- 上空からの拳を突き出して突進する技。
- サン・マッスル
- 自分の肉体から吹き出た汗を反射させ、強い光を起こす技。作中ではブラックホールが出現させた分身を消す為に使用した。
- ゲーム『キン肉マンII世 正義超人への道』ではボディアタックとして扱われていた。
- 肉弾エルボードロップ
- 上空からのエルボードロップ。
- 鯉の滝登り
- キン肉泳法によるバタ足、作中ではアトランティスのウォーターマグナムを鯉の滝登りの如く泳ぎきり、頭突きを見舞った。
- Uボート
- 水中でUターンしての体当たり。
- マッスルタイフーン
- 自分の身体を回転させ突風を作り出す技。後に登場するアシュラマンの技「竜巻地獄」とポーズが似ている。詳しくはマッスルタイフーンを参照。
- 大風車
- 名前はアニメより。ベアハッグから大きく弧を描いたフロント・スープレックス。
- 超人絞殺刑
- ロープを挟んで相手の背後から両手をつかみ、両足で相手の首を絞める全体重をかけた絞め技。詳しくは超人絞殺刑を参照。
- ビッグミンチ
- アニメオリジナル技。ドリルのように回転して相手を切り刻む技。
- デビルファイア
- 劇場版『大暴れ!正義超人』に登場。全身に青い炎をまとい突進する。
- カメハメ・ロック
- 相手の胴体を蟹挟みし、相手を前屈させた状態から極めるアームロック。
- キン肉壊体固め(キンにくかいたいがため)
- 48の殺人技No.13。相手の筋繊維を断裂させるように上から抑え付ける。キン肉マンとプリンス・カメハメは実戦で披露したことはなく、キン肉マンの動きを学習した完璧超人ピークア・ブーがキン肉マン戦で使用した。
- 足絡み腕封じ
- キン肉万太郎が使用。空中で相手の上に覆い被さるような体勢から、相手の左腕を股で挟み込み、なおかつ両手で相手の右腕でつかみ、左脚を相手の左脚を引っかけキャンバスに組み伏せる。
52の関節技[]
「52の関節技」も参照
- 脇固め(アニメではスーパーアームロック)
- 片腕で相手の腕をつかみ、そのままもう片方の腕を相手の脇の上から固め、腕を痛める技。カメハメとの戦いの中から得た最初の関節技であり、スタンドから身投げしようとするビビンバの姿を見て体が無我夢中のうちに動いて使用した。またキン肉マンはこの技をカメハメから受けたとき、「腕に電波が走るようだ」と表現している[1]。
- 変形羽根折り固め (アニメでは変形チキンウイング・アームロック)
- 相手の両腕をとって、そのまま背中に乗りうつ伏せ状態で相手の腕を痛める関節技。キン肉マンのキン肉バスターから脱出するために使用。
- カメハメ仏壇落とし
- 空中より相手をかんぬきの状態にして、さらに自分の足を相手の足に絡め頭からマットに叩きつける。作中ではキン肉マンのマッスル・スパークを返した[2]。詳しくはカメハメ仏壇落としを参照。
- キラウェアストレッチ
- 相手の左脇に頭を潜り込ませ、右手で相手の右腕を掴み、左手で頭をロックし、右足を相手の左足を引っ掛ける関節技。
- ボー・バック・ブリーカー(弓矢式背骨折り)
- うつ伏せになっている相手の片腕と片足を自分の両手で掴み、背中に片膝を当てて相手の体を反らせる。脅威の肉体のバランスとパワーが要求される難技とされる。詳しくはトリプル・ビーフ・ケーキを参照。
- ゴリー・エスペシャル
- 相手の両手を自分の両手で掴み、そのまま背中合わせに持ち上げ、相手の両足を自分の太腿に掛けて固定、その状態で両腕により相手の体を引っ張る技。詳しくはトリプル・ビーフ・ケーキを参照。
- バックフィリップ
- カメハメ最大の必殺技。ファイヤーマンズキャリーの要領で、相手を両肩の上にうつ伏せ状態で横向きに乗せ、その状態で後方に反り投げて背面からマットへ叩き付ける。詳しくはトリプル・ビーフ・ケーキを参照。
- カンガルークラッチ
- 相手を逆さに持ち上げ、相手の両足を自分の肩にかけたまま、相手の両腕を引っ張り、相手の五体を極める技。作中では、カメハメのゴリー・エスペシャル破りを阻止するために技を予測し使用した。
- グローバルプレーンスピン
- 相手の頭を軸にして、鞍馬の要領で回転し、相手を失神させる技。カメハメのバック・フィリップから逃れるためにとっさに使用した。
- 地獄卍固め
- あまりの難技のために使い手がいなくなったと言われる卍固めの原型。相手の背後にのしかかるようにした状態で両腕で片腕を極める。
- キャプチュード
- 別名「捕獲投げ」。厳密には投げ技。右腕で相手の右太股、左腕で肩を捕らえて投げる。
- アーチェリー・ストレッチ
- うつぶせ状態の相手の両腕を自分の両腕でつかみ、相手の両足を自分の両足を引っ掛け両腕、両足を締める。
使用者[]
脚注[]
- ↑ ゆでたまご『キン肉マン 第35巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1987年12月9日、ISBN 978-4-08-851815-2、95頁。
- ↑ ゆでたまご「恐怖の関節技!の巻」『キン肉マン 第35巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1987年12月9日、ISBN 978-4-08-851815-2、105頁。