キン肉マン 正義超人vs戦士超人(キンにくマン せいぎちょうじんたいせんしちょうじん)は、東映まんがまつり枠内で1986年12月20日に公開された劇場版アニメの最終第7作。併映は『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』『ドラゴンボール 神龍の伝説』。ゆでたまごの漫画『キン肉マン』を原作とする。
テレビ版キン肉マン放送終了後に放映された。
概要[]
基本のストーリーはゆでたまごの読み切り漫画『デスゲーム』(1980年3月)を基にしている[1]。「夢の超人タッグ編」ラストで、空中で爆散したと思われたネプチューンマンが生きておりキン肉マンに協力する。しかしながらネプチューンマンはかつて後述する戦士超人であったとする設定であり、原作とそれを下敷きにしたテレビアニメとはパラレル・ワールド関係にある。
あらすじ[]
「キン肉マンとあそぼう世界の子どもたち!!」大会を無事終えたキン肉マン。記者会見によりスーパーヒーローホテルに赴くことを委員長より告げられるが、先に行ったはずのミートがさらわれてしまう。
委員長に変装していた犯人の鉄仮面は、ミートを人質にし交換条件として南シナ海に浮かぶインモラ島の七重の塔の戦士超人を負かし秘宝を持ち帰れば返すと約束するが、過去一族を侮辱されたことで怒り心頭に発したグレートウコン二世の手によりミートは戦士超人に引き渡され、要求を呑まざるを得なくなる。
鉄仮面は道案内に死刑囚の4771号を紹介するが、その素顔は生き延びるも身を持ち崩し、暴力沙汰を起こしたネプチューンマンであった。キン肉マンは正義超人仲間にも助勢を頼むが皆別用で断られ、そのままインモラ島へ勇躍向かうが・・・。
キャスト[]
- キン肉マン:神谷明
- ミート君:松島みのり
- 中野さん:はせさん治
- ナチグロン、キン骨オババ:山本圭子
- キン肉大王、ネプチューンマン:岸野一彦
- キン肉王妃:山口奈々
- 大会委員長、二オーマン: 北川米彦
- テリーマン、ペーパー:田中秀幸
- ウォーズマン:堀秀行
- ジェロニモ:塩沢兼人
- ロビンマスク、ビッグ・シンジョウ:郷里大輔
- ラーメンマン、マゴラカス:銀河万丈
- バッファローマン、イワオ、グレートウコンII世:佐藤正治
- リキシマン、死刑執行人:広瀬正志
- ブロッケンJr.、与作さん:水鳥鉄夫
- キン骨マン、トーホーテーン: 二又一成
- 五分刈刑事、ザ・コンゴー: 戸谷公次
- 翔野ナツ子、ダイアナ王妃:鶴ひろみ
- 二階堂マリ:中島千里
- ミョウオウ:田中和実
- センジュカーン:平野正人
- ギャルA:木下朋枝
- ギャルB:松井摩味
- 鉄仮面:大塚周夫
スタッフ[]
- 製作総指揮:今田智憲
- 企画:田宮武
- 原作:ゆでたまご
- 脚本:山崎晴哉
- 音楽:風戸慎介
- 撮影監督:玉川芳行
- 編集:祖田冨美夫
- 録音:市川修
- 美術監督:襟立智子
- 作画監督:森利夫
- 製作担当:関良宏
- 監督:山吉康夫
- 原画:高橋英吉、深谷英作、小曽根孝夫、山崎唯文、福井淳子
- 動画:松村啓子、上野茂々子、大村まゆみ、杉山典子、上野千夏、河副冨美子、河原井敦子、川島由美子、北島由美子、渡辺幸枝、村瀬園美、望月頼子、中山美穂、鈴木洋美、臼井研二、長崎たかはる、面谷知志、絵山勝宣、井上富士男、高橋良行
- 動画チェッカー:小沢俊幸
- 背景:井出智子、壇久美子、松尾美千代、田中みつる、平山恵子、橋詰薫
- セログラフ:金井八重子
- トレース:菊池聖子
- 彩色:上條千鶴、春日万裕子、高橋栄子、畠山貞子、今井政代、相川真樹、鈴木義剛、岩根英利、柏谷精作、田村明美
- 検査:新井マリー
- 特殊効果:山本功
- 撮影:沖野雅英、渡辺英俊、吉田光伸、米金仁、津田輝王、岡本英一郎、小室正一、小林尚美、藤倉直人、大貫昌男
- ネガ編集:福光衣久子
- 音響効果:横山正和
- 仕上進行:服部達也
- 美術進行:御園博
- 記録:原芳子
- 助監督:浅田裕二
- 製作進行:城田佳和、和田裕一
- 録音スタジオ:タバック
- 現像:東映化学
主題歌[]
- OPテーマ『キン肉マン旋風(センセーション)』(歌:串田アキラ/作詞:森雪之丞/作曲:芹澤廣明/編曲:京田誠一)
- EDテーマ『キン肉マン倶楽部』(歌:神谷明/作詞:森雪之丞/作曲:芹澤廣明/編曲:京田誠一)
註[]
- ↑ 『デスゲーム』は、ブルース・リーの急逝後他人の手で完成された『死亡遊戯』が、本人が存命ならどのような映画になったかという想像から描かれた。ゆでたまご『闘将!!ゆでたまご』集英社〈ジャンプリミックス ワイド版〉、2004年9月13日、ISBN 978-4-08-106729-9、88頁。
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