シルバーマンは、『キン肉マン』に登場する神。
概要[]
- 種別: 神/覆面超人
- 出身: 天上界
- 初登場: 黄金のマスク編
- 家族: 兄 ゴールドマン
キン肉大神殿で祀られている銀のマスクの正体。太古の昔、超人界において兄のゴールドマン(黄金のマスク)と共に神として崇められ、兄と互角の実力を持つが、争いを好まず防御一辺倒のスタイルのため「平和の神」と称された。ゴールドマンと意見の食い違いから兄弟喧嘩をはじめ、「裁きの神」ジャスティス("完璧・陸式"・ジャスティスマン)の提案の下、彼を立会人とする決闘で相打ちになり命を落とし、そのマスクがキン肉族に渡ることとなった。黄金のマスク編では、悪魔六騎士にパワーを奪われた正義超人たちのために生命維持装置を与え、六騎士と戦うキン肉マンやテリーマンたちに助言を施した。終盤ではキン肉マンたち正義超人に敗れ改心した黄金のマスクと融合し、完璧なマスクとなる。
完璧・無量大数軍編では、かつて神々による全超人の粛清「カピラリア大災害」からザ・マンにより救われた「完璧超人始祖」の一人「完璧・弐式(パーフェクト・セカンド)」であったこと、キン肉マンらキン肉族の祖先であったことが判明。「地のダンベル」を所有する。前述の通り「平和の神」として崇められているが、「カピラリア大災害」を生き残った、完璧超人以外の超人が力を身につけ弱者を虐げ始めたことに対する「見せしめ」として「許されざる世界樹(アンフォーギブン・ユグドラシル)」内で行われた完璧超人始祖たちによる粛清においては、多くの超人を虐殺し、兄であるゴールドマン(悪魔将軍)と並んで「虐殺王」と呼ばれていた。ザ・マン(超人閻魔)からは兄のゴールドマンと共に最も信頼されていて左腕とまで言われていたが、後に超人閻魔と決裂してゴールドマンが地上に降り立った後、ゴールドマンを説得するためにサイコマンと超人閻魔により地上に送り出され、正義超人始まりの地として自分の道場「シルバーキャッスル」を銀閣寺が立つ場所に建築し、正義超人の源流を作った。ゴールドマンの説得に失敗した後、ゴールドマンに同調する超人(後の「悪魔超人」)の勢力に対する抑止力として、シルバーマンは後に「正義超人」となる超人たちを育て上げた。
キン肉大神殿にて完璧のマスクが分離して銀のマスクに戻ったことによって何かを知らせるかのように、超人墓場の入口がある北極海付近、「完璧の塔(トゥール・パルフェ)」の跡地があるイタリアのピサの斜塔、重大な何かがあるとされるスペインのサグラダ・ファミリアの3ヶ所に向けて光を照射した。アシュラマンとジャスティスマンの闘いが終わると、光の照射が止まり戦闘モードへと変化した。その後、「許されざる世界樹」内のサイフォンリング4階で、サイコマンがブロッケンJr.に完璧・拾式奥義で止めを刺そうとしたところに突然現れた。
読切版「奇跡の救世主伝説の巻」では、100万年前にクッピン星で暴れていた残虐超人タイラントを倒し救世主としてあがめられている超人「ミュースマン」の像がシルバーマンの姿であり、復活したタイラントはキン肉マンを見て「ミュースマンの子孫」だと判断している。
声優[]
- 松島みのり(銀のマスク時)
- 二又一成