ジャーマン・スープレックス(German suplex)は、プロレスの投げ技、固め技の名称である。
概要[]
後方から相手の腰に腕を回しクラッチしたまま、後方に反り投げ、ブリッジをしたまま相手のクラッチを離さずそのまま固めてフォールする。古くからある技で、観客がプロレスラーの力量をみる基準となる技でもある。名手と呼ばれるレスラーの技は、投げきった後素晴らしいブリッジを描いたり、一発でフォールを奪える説得力をもつ。
ブリッジの際に、かかとを上げて爪先立ちになる者とベタ足の者が存在する。かかとを上げるのはフォール時にブリッジによる相手の首の圧迫を狙ったもの(落差ではなく、投げる角度に関係する)。その分ベタ足よりブリッジとしての安定感は減少する。
派生技・関連技[]
- ダブル・ジャーマン・スープレックス・ホールド
- 超人師弟コンビのタッグ技。二人同時に相手をジャーマン・スープレックスに決める技。超人師弟コンビも参照。
- 大人のジャーマン(開脚スープレックス)
- 相手を投げっぱなしジャーマン・スープレックスで投げると同時に相手の両足首を取り、さらに体重をかけてマットに激突させる。ジェイドのジャーマン・スープレックスを「子供だまし」と称して使用したのが技名の由来。
- ヘル・イクスパンションズ戦で使用した際、アナウンサーは「開脚スープレックス」と呼称していた[1]。
- デンジャラス・ジャーマンスープレックス
- コーナーポストから場外の鉄柱めがけて雪崩式ジャーマン・スープレックスを繰り出し、相手の頭部を激突させる技。
使用者[]
プロレスの基本的な技の1つであるため、下記以外にも使用者は多数。
脚注[]
- ↑ ゆでたまご「驚愕の新・必殺技!」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 10』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2007年12月24日、ISBN 978-4-08-857474-5、100頁。