キン肉マン Wiki
Advertisement

チェック・メイトは、『キン肉マンII世』に登場する超人。

アニメ版の声優は遠近孝一

主な特徴[]

初登場はd・M・p編「人気投票No.1は冷血の騎士!?」。チェスの駒を模したボディを持つ、悪魔超人首領サンシャインが手塩にかけて育てたナイトメアズの一人。口調は丁寧で礼儀正しいが、慇懃無礼な傾向がある。

サンシャインからネガティブな言葉と感情を教えられなかったため、痛みを感じない。故に関節技をかけられてもギブアップすることはないが、ダメージは実際に受けてしまう。当初は本人も「どんな技でも耐えられる身体を持っている」と勘違いしており、万太郎戦でわざとショー的に技を受け続けたために、大ダメージを負ってしまいそれが元で敗北する。万太郎に敗れて以後は正義超人となり共に行動する。サンシャインの元にいた頃はゆで卵の白身と鶏肉の皮を剥いだ物のみと食事を制限されていた為か、火事場のクソ力修練編では食いしん坊な面が見られた。

チェス・駒・チェンジにより「キング」「ナイト」「ルーク」そしてそれらに通常形態を組み合わせた「グランドスラム」の4形態に体を変化し、状況に合わせて肉体を変化させ戦う。

読者人気は高いものの本編では正義超人に転向してからまともに試合することはない。アニメ版ではガゼルマン同様にギャグを担当する事も多く、原作以上に正義超人側に馴染んでいる。

『キン肉マンII世』でのチェック・メイト[]

ナイトメアズ時代[]

5歳くらいの頃、両親にd.M.pのスラム街に捨てられゴミを漁っていた所をサンシャインにスカウトされ、10年間の間育てられ、痛みや苦しみといったネガティブな感情を持たない悪魔超人となる。アニメではサンシャインの弟子であることでほかの悪行超人たちに格下扱いされていた。

サンシャインと同門のレックスキングと共に大阪を襲撃。駆けつけた新世代超人・ゴージャスマンを返り討ちにする。レックス・キングが敗れた後、サンシャインに悪魔超人魂入魂を受け、姿を表す。その直後、彼の物腰柔らかな態度に、握手を求めたゴージャスマン(アニメではガゼルマン)の腕を折り、止めに入ったテリー・ザ・キッドを一蹴し、万太郎に闘いを挑む。

観客の女性ファンを魅了し、痛みを感じない肉体とチェス・駒・チェンジで有利に進めるチェックは試合を楽しもうとするが、立ち上がらない彼に疑問を感じ始め、悪魔超人軍が滅んだ理由を「正義超人は弱く、悪魔超人はもっと弱かった」という考えを持つようになる。その言葉は師であるサンシャインの怒りを買い、チェックはサンシャインに反逆する。しかし万太郎の攻撃により、チェックの右足の靱帯が破裂し、肉体は普通の超人であることが判明。最後は火事場のクソ力を発動させた万太郎のキン肉バスターの前に敗北する。

新世代正義超人時代[]

火事場のクソ力修練編では万太郎との戦いで清々しさを感じ取った彼は、自分を破った万太郎の強さを確かめるために北海道・網走で行われたノーリスペクトの1人・フォーク・ザ・ジャイアント戦に現れる。場外乱闘を起こすフォークを諌め、万太郎に「がんばれ」と激励。彼の激励により闘いの果てにあるのは憎しみだけではないと感じた万太郎はフォークに勝利する。以後万太郎と行動を共にし、ボーン・コールドとの闘いではキッドと共に万太郎のセコンドにつき、彼を勝利に導いた。

超人オリンピック・ザ・レザレクションではモナコ代表として出場。最終予選「二人三脚でZEIZEI!」にて、Mr.ガッチャの攻撃の前に負傷したパートナー・シンヤを守るため棄権する。

悪魔の種子編ではキッド達新世代超人と共に突如与那国島に現れたジェネラル・パラストに向かうが、パラストのゲートバリヤーを破れず難攻する。バッファローマンの協力を得てパラストに入った万太郎の試合を見届けるが、飛び出したパラストによりケビンマスクと共に唐戸桟橋へ。その後スカーフェイスガゼルマンと合流し、巌流島への船頭を務める。B-エボリューションズ(スカーフェイス、ケビンマスク)が敗れた後は万太郎達と別れて飛び出したケビンをジェイドと共に後を追うが、発見することは出来なかった。

究極の超人タッグ編[]

時間超人により肉体消滅の危機にあるケビンマスクを救うために「タイムワープの8超人」として20世紀へタイムワープ。『究極の超人タッグ』の開催が決まり、パートナーのいないセイウチンとタッグを組もうとするも、出場自体に意欲的でなかったセイウチンに拒否される。その後突如として現れたネプチューンマンと組んだセイウチンの身を案じて影から伺い、セイウチンを洗脳しトロフィー球根の奪取と完璧超人再興を目論むネプチューンマンの悪意に気付き、セイウチンを元に戻そうと立ち向かうが、ネプチューンマンに攻撃を見切られ、クロス・ボンバーの最初の犠牲者となってしまい、顔の生皮を剥がされて拉致される。

棺桶に入れられていたが究極の超人タッグの入場にてふとしたショックから場外に放り出され、ネプチューンマンの脅威を伝え、病院に搬送される。

2回戦のヘルズ・ベアーズ対ヘル・イクスパンションズにおいては同じく顔を剥がされたイリューヒンバリアフリーマン、スカーフェイスと共に、セイウチンの前に現れ、正義超人に戻すことに成功する。

カバーイラストでは鎧が赤から黒に変更されている。

第4回人気投票では顔を剥がされていたためお面をつけた状態で登場した[1]

主要対戦成績[]

『キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜』でのチェック・メイト[]

初登場は第10話「怖いよ~!チェック・メイトの3変化」。プレイボーイ版と同じくサンシャインの弟子として登場。d.M.pアジトに進入してきたキン肉万太郎と闘う。

万太郎との闘いの中、正義超人側に心が傾き、それを察したサンシャインに「自分の好きな道を素直に行け」という言葉により正義超人入りする。

d・M・pに洗脳されたヘラクレス・ファクトリー二期生との闘いではおでん巨塔ゆで玉子リングではキャプテン・マッコウと引き分けに持ち込む。

「超人一等祭編」ではモナコ代表として出場するが予選落ちとなる。

悪魔超人時代でも、サンシャインに褒められて喜んだり、麒麟男達の卑怯なやり方に怒ったりと、プレイボーイ版に比べて性格が若干マイルドになっている。またこの点に関しては屍魔王・麒麟男に「サンシャインは悪魔超人の器を作っただけで、肝心の邪悪な心を入れ忘れていた」と指摘されていた[2]

主要対戦成績[]

  • ×キン肉万太郎(キン肉バスター)
  • キャプテン・マッコウ(両者失神)

得意技[]

チェス・駒(ピース)・チェンジ
身体を変化させて戦う。詳しくはチェス・駒・チェンジを参照。

キング形態[]

「王様形態」とも表記される。最も基本的な形態。明晰な頭脳をもつ。

王式絢爛投げ(おうしきけんらんなげ)
Vジャンプ版で使用。「キング」形態の必殺技。相手の両腕をリバース・フルネルソンに固め、そのまま飛び上がりながら前方に倒れ、相手の腹部をコーナーポストの頂点に叩きつける。
リベンジ・ザ・ナイトメア
ゲーム『キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』でのオリジナル技。発動中に攻撃を加えられると相手の頭上に駒を落として反撃する。

ナイト形態[]

「馬形態」とも表記される。下半身と頭部を馬に変化させる。しなやかな動きを得意とする。アニメでは高い声になる。

馬式誉れ落とし(ばしきほまれおとし)
空中に放り投げた相手の脚の上に自分の両前脚を乗せて全体重をかけ、後頭部から肩をマットに激突させる技。詳しくは馬式誉れ落としを参照。
ケンタウロスの黒い嘶き(-くろいいななき)
「ナイト」形態に変身しての馬の蹄で相手に連続で蹴りを見舞う。正式な試合中は一度も使われていない。
ギャロップキック
Vジャンプ版で使用。「ナイト」形態に変身して使用する後ろ脚での蹴り。

ルーク形態[]

「城形態」とも表記される。身体が強固なレンガ状に変化。頭部は塔のような形状(チェスのルーク)になる。解体城(セパレーツボディ)により身体を分離させることが可能。アニメでは低く野太い声で話す。

オープン・ザ・ルークゲート
解体城(セパレーツボディ)で上半身と下半身を分離させる。詳しくはオープン・ザ・ルークゲートを参照。
クローズ・ザ・ルークゲート
解体城(セパレーツボディ)で上半身と下半身を分離させた身体を元に戻し、相手を挟み込む。詳しくはオープン・ザ・ルークゲートを参照。
ルークゲート 呪いのローラー
ゲームオリジナル技。「ルーク」形態に仕込まれた呪いのローラーに相手を巻き込む。詳しくは、ルークゲート 呪いのローラーを参照。
ルーク・スカイツイスター
「ルーク」形態にて使用。中に放り投げた相手にまず分離した上半身が突撃、相手をそのままコーナーポストの頂点に落下させ、その後下半身も加速を付けて飛んで上半身へと勢い良く合体することにより、相手に更に加重を加え大きなダメージを与える。詳しくはルーク・スカイツイスターを参照。

グランドスラム形態[]

「城・王様・馬」とも表記される。上記3つの形態の長所(キングの頭脳、ナイトの下半身、ルークのレンガ状ボディ)を合わせたチェック・メイトの究極体。

馬式誉れ落とし(ばしきほまれおとし)
空中に放り投げた相手の脚の上に自分の両前脚を乗せて全体重をかけ、後頭部から肩をマットに激突させる技。詳しくは馬式誉れ落としを参照。
落爆人机(らくばくひとづくえ)
「グランドスラム」形態で使用。自分の胸板と太股に開けた空洞に、相手の両手首と両足首を挟みこんでそのままジャンプ、相手を下にして落下しマットに叩きつける。
馬蹴り(ナイトキック)
「グランドスラム」形態に変身して使用する後ろ脚での蹴り。

プロフィール[]

  • 分類: 悪魔超人→新世代正義超人
  • 出身地: モナコ[3]
  • 身長体重: 221cm 190kg~800kg[3]
  • 超人強度: 121万パワー[3]
  • 好物: 湯豆腐、ゴーヤチャンプル[3]

異名[]

  • 極限の超人[4]
  • 漆黒の騎士[5]
  • 不死身の超人[6]

主な肩書き[]

  • d.M.p ナイトメアズNo.2
  • タイムワープの8超人[7]

コンピュータゲーム[]

ワンダースワンカラー専用ソフト『キン肉マンII世 ドリームタッグマッチ』では14体のプレイヤーキャラクターの一人としてチェック・メイトが登場している。フライング技の威力が高いキャラクターとしてデザインされている。

キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』など据え置き機でのシリーズでは、タッグチームを組むキャラクターによっては特定のチーム名が付けられる。

キン肉マンII世 超人聖戦史』では主人公が正義超人であり、属性ゲージが一定値であれば仲間にできる。

キン肉マン マッスルグランプリ』シリーズでは、チェック・メイトの2Pカラー(同じキャラクター同士で対戦するための「色違い」キャラクター)として黒い鎧で登場する。

[]

  1. ゆでたまご「第4回キャラクター人気投票 結果大発表!」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 09』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2007年9月24日、ISBN 978-4-08-857471-4、219頁。
  2. ゆでたまご「屍魔王&麒麟男の地獄罠」『キン肉マンII世 ~オール超人大進撃~ 1』集英社〈Vジャンプブックスコミックスシリーズ〉、2002年8月7日、ISBN 978-4-08-806027-9、130頁。
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 「全超人ファイル 096 チェック・メイト」『キン肉マン超人大全集』集英社インターナショナル、2004年7月31日、ISBN 978-4-7976-1003-1、96-97頁。
  4. ゆでたまご『キン肉マンII世 4』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、1999年4月24日、ISBN 978-4-08-857369-4、4頁。
  5. ゆでたまご「奇蹟の風よ、万太郎へ…!! 」「超人オリンピック、再び!!」『キン肉マンII世 13』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2001年3月24日、ISBN 978-4-08-857378-6、64頁。
  6. キン肉マン マッスルグランプリMAX
  7. ゆでたまご「その名も“ケビン号”、いざ出発!!」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 01』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2005年11月23日、ISBN 978-4-08-857452-3、192頁。

関連項目[]

Advertisement