ノーリスペクト(NORESPECT)は、『キン肉マンII世』に登場する3人の超人を指す総称。『キン肉マンII世』「火事場のクソ力修練編」に登場する凶悪な悪行超人(残虐超人[1])。いずれも囚人であるが、主人公・キン肉万太郎の火事場のクソ力修練の刺客として登場した。
概要[]
初登場は『火事場のクソ力修練編』「火事場のダークサイドパワー!?」。かつてキン肉スグルが年を取り、治安が悪化したキン肉星の征服を目論んだ超人達。キン肉星の兵隊を3人で650人も殺害し、117の罪を犯し終身刑としてキン肉星刑務所(-プリズン)に収監されていた。キン肉万太郎の火事場のクソ力修練のために、一時的に収監され彼と戦う。
キン肉族の正義心、人類愛、友情をエネルギー源とした火事場のクソ力(K・K・D)と逆に強欲、残虐、非道をエネルギー源とする墓場のクソ力を持つ。そのため、エネルギー源が相反する彼らを倒せば火事場のクソ力が備わる。また彼らの墓場のクソ力は氷のランタンに現れる氷柱で計測される。
出獄後は「NO→RESPECTの部屋」と呼ばれるホームページを立ち上げ、自分たちの情報を発信していた。
ノーリスペクトの名前の由来は自分たち以外にこの世で敬意を払うものはいないことから[2]。
略歴[]
過去に受けた迫害や虐待などから心が捻じ曲がり、数々の凶行を繰り返していたフォーク・ザ・ジャイアント、ハンゾウ、ボーン・コールドの3人は「ノーリスペクト」を結成。暴力により、キン肉星転覆を図ったが、それを阻止しようとするキン肉星の兵隊及び超人特別機動警察隊(ちょうじんアンタッチャプル)の手によりキン肉星刑務所に収監されていた。
そして月日が流れ、ノーリスペクトはキン肉スグルの息子・万太郎の火事場のクソ力修練の刺客として一時的に釈放。万太郎の勝利した暁には恩赦を適用し、無罪放免とする条件で、万太郎の手により巨大マシンガンで地球の日本に放たれる。3人が飛ばされた場所は以下の通り。
- フォーク・ザ・ジャイアント(北海道・網走)
- ハンゾウ(京都府・清水寺)
- ボーン・コールド(沖縄県・首里城)
万太郎は彼らを破り、闘いの後火事場のクソ力の元となる「寛容」「無我」「友情」の炎を炎のランタンから噴き出させ、彼らを改心させる。
超人オリンピック ザ・レザレクションではケビンマスクに苦戦する万太郎の前に3人とも幻覚として現われ、万太郎を激励した。
コンピュータゲーム[]
『キン肉マンII世 正義超人への道』では3人とも使用キャラクターとして登場。超人パワーを発動させた際、「墓場のクソ力ー!」と台詞が表示される仕様になっている。
『キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』シリーズでは、ハンゾウとボーン・コールドが参戦している。2人でコンビを組むとチーム名がノーリスペクツになる。
『キン肉マンII世 超人聖戦史』では特定のルートを通った場合のみ登場。属性ゲージが一定以下なら仲間にできる。また主人公が選んだルートにより扱いが分かれる。以下にそれを示す。
- ソルジャー・中立ルート - 王位争奪編終了後、時の神の刺客として主人公を狙う。
- 悪行ルート - 主人公が悪魔超人入りした後、各地に出現する。
補足[]
- フォーク・ザ・ジャイアントとハンゾウはシルエットで外見が決まっていたものの、ボーン・コールドは大きく異なっていた。
- アニメ版では尺の関係や規制などから全員の過去は割愛及び改変されている。
註[]
- ↑ ゆでたまご「特別企画~PLAY BACKキン肉マンII世!!~」『キン肉マンII世 29』194頁。
- ↑ ゆでたまご「火事場のダークサイドパワー!?」『キン肉マンII世 9』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2000年6月24日、ISBN 978-4-08-857374-8、105頁。
関連項目[]
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