ハンゾウは、『キン肉マンII世』に登場する超人。アニメ版の声優は中井和哉。
主な特徴[]
初登場は、火事場のクソ力修練編『因縁の舞台、古都に次ぐ!』。キン肉星の隣に位置する惑星IGA出身の超人。「鬼畜のハンゾウ」の異名をとるノーリスペクト #2。キン肉万太郎の火事場のクソ力修練の相手となるノーリスペクトの二番手として登場。万太郎との戦いを得て正義超人へと転身、悪魔の種子編ではアイドル超人として再登場を果たす。
赤ん坊の頃、実家の火事（アニメでは隕石群が惑星IGAに降り注ぎそれに激突し、火に包まれたと変更）により顔面を火傷。それを隠すため上半分と頬を覆う般若の面を被り、その身体には甲冑を身に付けた姿をしている。
「ハンゾウ流極意」なる変幻自在の忍術や襟巻きを使用した技を使う。また背中の鞘に納めることにより、変化する右腕の妖腕刀で多くの超人の顔の皮を剥ぐ（アニメでは妖術で吸い取る設定に変更された）という凶業を繰り返すが、正義超人入りしてからはその戦法は見せなかった。
笑い声は「トートトト」だが当初は「ケキョケキョ」[1]。
経歴[]
生い立ち～ノーリスペクト時代[]
赤ん坊の頃、実家の火災により顔に火傷を負う。火傷を隠す為、般若の仮面をつけるが、それゆえに迫害を受けて育った。
成長すると夜な夜な街に現れ、右腕の妖腕刀で腕に覚えのあるものの顔を剥ぐという残虐な行為を繰り返した。その凶行はキン肉星にも及び、キン肉星の兵隊を295人も惨殺する。
兵隊が次々と顔をはがされる中、出動した超人機動警察隊（アンタッチャブル）と対峙。恐怖する警官の中から飛び出してきたザ・ニンジャの弟子・コクモの顔を剥がす。その後、逆上したザ・ニンジャの手により逮捕され他の二人と同じく刑務所に監禁される。
その10年後、キン肉万太郎の火事場のクソ力修練の為に釈放、京都・清水寺にて待ち受けるが、ハンゾウが釈放されたことに危険を感じたザ・ニンジャと対戦。ザ・ニンジャを追い詰め、顔を剥がす。
その後、万太郎と対戦。万太郎の考案したタタミ・デスマッチで闘い、わざと攻撃を受け、リングロープを切断してマッスル・ミレニアムを使用不可能にし、万太郎を恐怖へと落とす。その後、顔を剥がそうとするが、マスクの切れ目からのフェイス・フラッシュにより妖腕刀を溶かされ、周囲のかがり火によりトラウマが蘇り、恐怖を乗り越えた万太郎のマッスル・ミレニアムレングスにより敗北。仮面が割れ、焼け爛れた素顔をさらすが、万太郎の厚意によりザ・ニンジャの襟巻きを譲り受け、ノーリスペクト#3であるボーン・コールドの脅威を伝え去ってゆく。
超人オリンピック ザ・レザレクション編ではケビンマスクに苦戦する万太郎の前に幻覚として現われ、フォーク・ザ・ジャイアント、ボーン・コールドと共に万太郎を激励した。
アイドル超人軍として[]
悪魔の種子編では火事場のクソ力チャレンジ終了後、刑務所に戻ったハンゾウだったが、万太郎の危機を救う為、一時的に釈放され、スカーフェイスをリーダーとしたアイドル超人軍を結成。ジェネラル・パラストのゲートバリヤーを通過しデーモンシードに痛めつけられる万太郎を救い、与那国島の「ジェネラル・フェイス」にてゲッパーランドと対戦。
ゲッパーランドの攻撃に窮地に追い込まれるも、持っていたザ・ニンジャの襟巻きから現れた彼の霊より激励を受け、正義超人としての「折れない心」をみせゲッパーランドに勝利。同時に「お面」への執着からも脱却し、完全な正義超人へと生まれ変わった。しかしサタンがゲッパーランドの処刑のために放った「ジェネラル・フェイス」の角に共に刺さり、パラストが沈んで消息不明となる。
その後、悪魔の胎内で正義超人の残骸で出来た大黒柱骨の一部にされるが、最後にはリボーンダイアモンドにより他のアイドル超人と共に復活した。
主要対戦成績[]
得意技[]
- 妖腕刀（ようわんとう）
- 背中の鞘に差し入れることにより、右腕を日本刀状の刃に変化させる。詳しくは妖腕刀を参照。
- 御面頂戴（おつらちょうだい）
- 右腕の妖腕刀により、相手の顔を切り皮を剥がす残虐技。詳しくは御面頂戴を参照。
- 鬼畜襟締め（きちくえりじめ）
- うつ伏せ状態の相手の背に跨り、自分のコスチュームの襟で首を絞める技。
- ハンゾウ流極意
- ハンゾウが得意とする忍術殺法及び体術。詳しくはハンゾウ流極意を参照。
プロフィール[]
- 分類: ノーリスペクト → アイドル超人
- 出身地: 惑星IGA[2]
- 身長体重: 212cm 115kg[3]
- 超人強度: 147万パワー[3]（140万パワーとの記述もある[4]）
- 苦手なもの: 火・炎[5]
異名[]
主な肩書き[]
- ノーリスペクト#2
- アイドル超人軍（スカーフェイス、ケビンマスク、ハンゾウ、イリューヒン、バリアフリーマン）
コンピュータゲーム[]
『キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』などのゲームでは、タッグチームを組むキャラクターによっては特定のチーム名が付けられる。以下にそれを示す。
『キン肉マンII世 超人聖戦史』では時の神の手下として登場。中立または悪行ルートのみ登場する。
註[]
- ↑ ゆでたまご「火事場のダークサイドパワー!?」『キン肉マンII世 10』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2000年8月23日、ISBN 978-4-08-857375-5、110頁。
- ↑ ゆでたまご「業深き、鬼畜のハンゾウ!!」『キン肉マンII世 10』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2000年8月23日、ISBN 978-4-08-857375-5、102頁。
- ↑ 3.0 3.1 「全超人ファイル 101 ハンゾウ」『キン肉マン超人大全集』集英社インターナショナル、2004年7月31日、ISBN 978-4-7976-1003-1、104頁。
- ↑ TEAM MUSCLE編「新世代超人名鑑」『キン肉マンII世超人大全』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2002年7月24日、ISBN 978-4-08-857396-0、93頁。
- ↑ ゆでたまご「万太郎、死して真の炎が宿る!!」『キン肉マンII世 11』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2000年11月22日、ISBN 978-4-08-857376-2、78頁。
- ↑ ゆでたまご「因縁の舞台、古都に継ぐ!! 」『キン肉マンII世 10』102頁。
- ↑ ゆでたまご「鬼畜vs悪魔の凄惨なる血戦!!」『キン肉マンII世 23』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2003年10月22日、ISBN 978-4-08-857426-4、47頁。
- ↑ ゆでたまご「ハンゾウ、真の"正義魂"に目覚めん!!」『キン肉マンII世 23』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2003年10月22日、ISBN 978-4-08-857426-4、116頁。
関連項目[]
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