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牛丼(ぎゅうどん)とは、薄く切った牛肉(切り落とし、小間切れなど)とタマネギなどを甘辛く煮込み、丼に盛った飯の上に載せた料理である。すき焼き丼の名残でしらたきを一緒に煮込むこともある。別称として牛飯・牛めし(ぎゅうめし)がある。ここでは日本における主要な牛丼店についても併せて記載する。

『キン肉マン』との関係

キン肉マン』では、主人公・キン肉マンの大好物として牛丼が描かれ、たびたび登場している。

作中のモデルとなった牛丼は、なか卯[1][2][3][4]のものであり、吉野家はセゾングループで会社更生を開始した吉野家側から東映の担当プロデューサーに連絡があり、アニメ化にあたって牛丼が吉野家のものになったという。その影響により、吉野家にファンの子供を含め客がやってくるようになり、当時会社更生法を受け、「苦しい経営状態であった吉野家の復活に貢献した」と述べている。嶋田によれば吉野家は同アニメのスポンサーにはなっておらず、「タダで宣伝再建したようなもの」と評した。

モデル・関連企業

なか卯
キン肉マン』作中の牛丼のモデルとなった牛丼(作者談)[1][2]、コミック第1巻に登場する看板やメニューの場面にてうどんがある事をその根拠と説明している[1][3][4]
大阪発の牛丼チェーン店で、早くから、うどん、親子丼など牛丼以外のメニューに力を入れており、その比率が比較的高いことが特徴[5][6]。2006年、株式会社ゼンショーの連結子会社になる。この時、同グループのすき家に将来的には吸収されるのではとの噂が出たが、ゼンショーは関西における知名度の高さやメニューの独自性を高く評価しており、すき家と並行してブランドを存続していくとし、将来的にも吸収・統合の予定はないとした。2010年にはすき焼きに近い形の和風牛丼に衣替えして差別化を図っていた。しかし、2014年2月12日11時をもって牛丼の販売を終了し、代わって「牛すき丼」の販売を開始している[7]
キン肉マン』との関係などについては、なか卯を参照。
すき家
株式会社ゼンショーホールディングス子会社の株式会社すき家本部が運営。店舗の運営は全店舗直営で行っている。店舗数の順位は、2006年6月に松屋を抜き2位に浮上し、2008年9月に老舗の吉野家を追い越し、店舗数で業界最大手となった[8]。また、2009年度における日本国内売上高で、吉野家を抜いた[9]
キン肉マン』との関係などについては、すき家を参照。

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吉野家 / 吉野屋
株式会社吉野家ホールディングスの子会社。牛丼をファーストフードとして展開したチェーン店。長年、店舗数業界最大手であったが、2008年9月にすき家に抜かれ2位へ転落した[8]
作中で主に「吉野」の名で頻繁に登場[10]。しかし、作者によれば、作中の牛丼は先述のなか卯
ゆでたまご嶋田隆司が2010年4月にTwitterで明かしたところでは[11]、セゾングループで会社更生を開始した吉野家側から東映の担当プロデューサーに連絡があり、アニメ化にあたって牛丼が吉野家のものになったという。その影響により、吉野家にファンの子供を含め客がやってくるようになり、当時会社更生法を受け、苦しい経営状態であった吉野家の復活に貢献したと述べている。嶋田によれば吉野家は同アニメのスポンサーにはなっておらず、「タダで宣伝再建したようなもの」と評した。
その後吉野家は、感謝の意として作者に「名前入り特製どんぶり」及び「名前入り特製湯のみ」を贈った[12]。このどんぶりには、持参すると牛丼が無料で食べられるという都市伝説があり、バラエティ番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』(フジテレビ)2003年10月15日放送分において実際にゆでたまご嶋田に実行させるという企画が持たれた。結果しっかり料金を取られてしまう。なお、この『トリビアの泉』収録中、初めから取材許可が下りていることからもわかるように、ゆでたまごが来店することを吉野家側は知らされており、店員はもちろん客も吉野家の社員であった。嶋田はこのときのことを「悔しい」「恩を仇で返された」と屈辱に感じている[11]
『トリビアの泉』放映後、『キン肉マン』作者への不義理な態度に苦情が殺到し、すぐさま吉野家の社員がゆでたまご先生のもとを訪れ、菓子折りと牛丼のタダ券を謝罪として渡してきたという。しかしその社員は、「いやぁ~キン肉マンって牛丼にすごい影響を与えてるんですね?」と発言。
2008年晩夏には、モデルとなったなか卯とグループ内のすき家にて「キン肉マン祭り」と称したコラボレーションキャンペーンが行われた[13]。連載開始29周年にあたって、事前に集英社から吉野家に「今こそ恩返しするチャンスです」と連絡がなされたが、「私どもはやる気はありません」と拒否され、なか卯をかかえるゼンショーグループが名乗りを上げたという[11]
吉野家のライバルであるすき屋とのコラボレーションについて、「ゆでたまごが吉野家を裏切った」と批判的に受け取ったファンも少なからずいたといい、ゆでたまごが吉野家との確執をTwitterで明かしたのはそのような経緯もあったという[11]。一方で吉野家は、ゆでたまごが語ったこれらの経緯について「事実と違うと考えています」というコメントを発表している[14]
養老乃瀧
居酒屋営業が難しい昼食時間帯に一部店舗で牛丼を提供していた。1980年代には吉野家と並んでよく知られた牛丼チェーンであり、「養老牛丼」として親しまれた。
キン肉マン』作中では、「アメリカ遠征編」でロビンマスクがキン肉マンとミートに持ってきた牛丼として登場するが、現在は販売していない。

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 キン肉マン祭り 特別対談(ゼンショー)
  2. 2.0 2.1 キン肉マンが吉野家を裏切った? すき家&なか卯コラボの真相は。 narinari.com 2008年8月28日
  3. 3.0 3.1 日刊スポーツ 2008年8月24日紙面「日曜日のヒーロー/第633回 ゆでたまご・嶋田隆司/キン肉マン 29周年」より
  4. 4.0 4.1 キン肉マンに登場した牛丼屋を探してみた(1)(2) Business Media 誠 2008年9月1日
  5. DOPPO FC 蕎麦・うどん(1) / なか卯 - DOPPO・独立開業お仕事情報局 2000年
  6. そのため、BSE問題発生時にいち早く牛丼の販売中止に踏み切ったが、その影響は大きかった(なか卯、BSE影響し業績下方修正 04年3月期赤字に - 朝日新聞 2004年3月23日)。
  7. 「なか卯」が牛丼の販売終了 - J-CASTニュース、2014年2月11日
  8. 8.0 8.1 牛丼御三家の店舗数推移をグラフ化してみる(2011年12月版) - Garbagenews.com 2012年1月8日
  9. 外食・中食、首位交代相次ぐ すき家の売上高、吉野家を抜く NIKKEI NET 2009年12月4日
  10. 「家」→「屋」の変更が意図的なのかミスかは不明。アニメ版においては第1話より「吉野家」の表記が用いられていた
  11. 11.0 11.1 11.2 11.3 牛丼戦争に予期せぬ風が――、キン肉マン著者が牛丼事情明かす(Entame Watch) - livedoor ニュース(2010年4月13日). 2010年12月15日閲覧。
  12. ゆでたまご『キン肉マンII世 7』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、1999年12月18日、ISBN 978-4-08-857372-4、カバー折り返し作者コメントより
  13. すき家×なか卯 キン肉マン祭り(ゼンショー)
  14. 絶縁状つきつけたキン肉マン作者が吉野家と「確執」激白 ZAKZAK(夕刊フジ) (産業経済新聞社). (2010年4月14日) 2010年4月14日閲覧。
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